ボトックス注射によるプチ整形の普及により、筋肉(咬筋)の肥大が原因でえらが張っている場合には手軽に小顔にすることが可能となりました。しかしながらこの方法は骨格が張っている場合やほほの脂肪が多い場合には全く効果がありません。
当院ではえら張りの原因を正確に診断し、適切な治療を行います。
(えら削りの症例)
(えら削りの症例)
一概にえらが張っているといってもその原因としてつぎの3つがあります。
a. 骨格(下顎骨)が張っている場合
b. 筋肉(咬筋)が張っている場合
c. 脂肪がたくさんついている場合
それぞれの治療方法は次のとおりです。
骨削り法 |
従来、えら削りの手術といえば下顎角(いわゆる“えら”)のみを削る術式をとるクリニックがほとんどでした。そのため、側面からみてえらが小さくなっても、正面からみると顔の幅は元のままという結果になることが多くありました。これに対して当院では下顎骨(下あごの骨)の張り具合や張っている部分に応じて下顎角(えら)のみならず、下顎骨体部も前方より丁寧に削りこんでいく術式を採用し、側面(横顔)のみならず正面からみても下顎(下あご)をほっそりと整えることが可能です。具体的には次の3つの術式のバリエーションがあります。
1. |
下顎骨体部削除法
主として正面から見たときの下顎骨の張り出しが気になるという場合、下顎骨の体部を薄く削ることでほっそりとさせることが可能です。口の中からのみ手術しますので、顔の表面には一切の傷跡はつきません。腫れについては約1週間〜10日くらいとお考えください。 |
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2. |
下顎骨角部切除法
主として側面から見たときのえらの張り出しが気になるという場合には下顎骨の角部(えら)を口に中から削り取ります。もちろん顔の表面には一切の傷跡はつきません。腫れについては約1週間〜10日くらいとお考えください。 |
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3. |
1 + 2
正面から見ても、側面から見てもえらが張っている場合、下顎骨の角部・体部を一緒に削ります。手術はすべて口の中からおこないますので顔の表面には傷跡は一切つきません。腫れは約1週間〜10日くらいです。 |
リスク:腫脹、発赤、疼痛、皮下出血、血腫、感染、唾液腺管損傷、神経損傷、左右差、低矯正、過矯正、麻酔合併症など |
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ボトックス注入法 |
えらの部分の筋肉(咬筋)が厚いためにえらが張って見える場合、咬筋にボトックスを注射することで筋肉を萎縮させ、小顔にすることが可能です。
リスク:発赤、腫脹、疼痛、アレルギー反応、左右差、低矯正、過矯正など |
脂肪吸引法 |
ほほの脂肪が厚いために顔が大きくみえてしまっている場合、ほほの脂肪吸引が最適です。
吸引は耳の後ろから行いますので傷跡は見えません。
リスク:発赤、腫脹、疼痛、皮下出血、感染、神経損傷、左右差、低矯正、過矯正など |
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