糸をまぶたに埋め込むだけで簡単に二重をつくりだすことができる埋没法は、すべての二重手術の90%以上を占めます。
埋没法の手術法には、どこに糸を掛けるかによって、挙筋法(挙筋に糸を掛ける)と瞼板法(瞼板に糸を掛ける)の2つがありますが、それぞれバリエーションが豊富に存在し、手術法の微妙な違いや手術を担当する医師の熟練度によって仕上がりや強度は大きく異なったものとなります。
当院では、目的に応じて2つの埋没法をご用意しております。
まず、スクエアー法は基本的には挙筋法の1つですが、糸を埋め込む位置・深度・幅や埋め込む方法、そして糸の結び方などに院長の長年の経験をもとに徹底的に改良・工夫を施した結果、その仕上がりと強度を飛躍的に高めることに成功しました。この方法は、多少腫れてもしっかり長持ちする二重をつけたい、という方にたいへん適した方法です。もちろん、埋没した糸はまぶたの中にしっかり埋め込まれますので、まぶた裏側に露出して眼球に傷つけたりすることが全くなく、極めて安全な方法でもあります。仕上がりについても極めてナチュラルで、整形したことがわかりません。
スクエアー法は埋没する糸の本数により、シングルスクエアー法(1箇所)、ダブルスクエアー法(2箇所)、トリプルスクエアー法(3箇所)、そしてクワトロスクエアー法(4箇所)があります。おすすめはトリプルスクエアー法です。
とにかく腫れを少なくしたいという方には、マイクロクイック法をおすすめします。この方法は瞼板法の1つですが、従来の瞼板法の問題点だったまぶた裏側への糸の露出を完全に解決した極めて安全で腫れない方法です。マイクロクイック法にも埋没する糸の本数により、シングルマイクロクイック法(1箇所)とダブルマイクロクイック法(2箇所)があります。
(二重埋没法の症例写真)
リスク:腫れ、発赤、皮下出血、埋没糸の周囲のしこり(まれ)、感染(まれ)、左右差など |